

2025年10月28日、東伊豆町役場にて、毎年恒例の東伊豆町功労者有功者善行者表彰式
が行われました。
今年唯一の受章者は、北川温泉の野﨑元廣さん。北川温泉旅館組合の相談役兼副組合長です。
2001年3月、新卒で入社された大手ゼネコンを退職後、大屋丸旅館の宿主として家業を継がれた野﨑さんは、同年4月には、北川温泉観光協会及び旅館組合の理事に就任。
それから足掛け25年の長きに渡り、観光振興に尽力されてきました。
その活躍は観光面だけに留まらず、地域社会のさまざまな分野で、多大な貢献を重ねてこられた、まさに東伊豆町北川区の大黒柱であり、北川びとの精神的支柱とも言える存在です。
そんな野﨑さんが町の有功者としてその功績を讃えられたことは、北川びとにとってなによりも嬉しく誇らしいことです。
野﨑さん、有功章の表彰、おめでとうございます!!!

「無いモノねだりではなく、有るモノさがし」。
これは、北川温泉の観光振興について話し合う時、野﨑さんが口癖のように語るフレーズです。
小さな港町・北川は、無いモノをあげたらキリがありません。
でも、小さな港町だからこそ有るモノもきっとみつかるはず!
みんなで知恵を出し合い、それをみつけて磨いてゆこう!
野﨑さんのその言葉が、いつも北川びとを奮い立たせ、力を与えてくれるのです。
北川あじ鮨、波打ち際の露天風呂「黒根岩風呂」、ムーンロード(日本百名月)、「ねこさいの日」、IOF (海洋保護基金) などなど、北川に眠る魅力を掘り起こし、磨き上げ、地域資源として一歩一歩築き上げてきた道のりには、野﨑さんのスピリットと行動力が根幹にあります。
これからも、野﨑さんと共にみんなで力を合わせ、北川温泉の魅力を発信していきたいと思います。

北川びとと共に笑顔の記念撮影

表彰後のスピーチ

ご自宅のリビングに飾られた表彰状

伊豆新聞 2025年10月29日掲載

「野﨑さんのモットー「無いモノねだりではなく、有るモノさがし」を合言葉に、北川に「有るモノ」を見つけ出し、知恵を出し合い、時間をかけて磨き上げ、ひとつずつ形にしてきた北川の仲間たち。
2024年、これまでの軌跡を相撲の番付表に見立て、大漁旗や帆前掛けを製作しました。
北川びとのユニフォームともいえる帆前掛けは、北川温泉の各施設で販売中。
大漁旗は、「ねこさいの日」や「謝月祭」の会場・ねこさい広場でご覧いただけます。